別荘が雨漏りするので見積りをお願いします
というお電話をいただきました。
そこでまずは現状確認です。
この別荘の↓
この屋根の↓
この↓ブルーシートの下が雨漏りしているとのこと。
コケだらけで滑る屋根の上に何とか登ってブルーシートをめくってみます↓
あ~。
コケだらけの屋根にアスファルトシングルか~~~。
これじゃ雨漏りが起きても仕方ないな・・・。
別荘の管理会社に相談すると
屋根の重ね葺きで150万円は必要です
下地までやり直したら300万円くらいは掛かります
という回答だったみたい。
それで驚かれて当方に、
何とかもうちょっと安くできる方法は無いの?
というご相談を頂いた次第です。
それで当方が提案したのが
オンデュリンクラシックシート
で屋根を重ね葺きする方法。
メーカーの説明では、
・15年の耐水性を保証でき、実際の耐用年数はこの何倍にもなる。
と謳っている。
また、ネットで調べてみると50年くらい、書いてあるサイトもある。
実際に、アスファルトシングルでも15年以上は持つ位だから、それと比べてみてもオンデュリンクラシックシートの方が厚くしっかりしているのでもっと持ちそう。
固い所では、30年前位は大丈夫、と言っても良さそうだ。
そこでお客様に説明すると
・そのくらい持てばもうこの別荘をどうするか考える時期
というお答えを頂きました。
今回の屋根はけっこう広い面積でした。
それでもこの方法なら屋根を重ね葺いても150万円より少しは安くなります。
※屋根の傾斜によります。
話がまとまったので施工に入ります。
ブルーシートを剥がして
歩いてみるとペコペコするというか、多少へこむ部分があります。
この部分だけ直せれば一番いいのですが、雨漏りの場合はなかなかそういう直し方が難しいケースが多いです。
どのみち屋根全体に敷き詰めたアスファルトシングル自体が限界っぽいですし、全体に重ね葺きます。
まずは屋根の上に溜まったコケや落ち葉の掃除です。
これを掃いて行くって↓
落とせる部分は落とすことができました!
次に防水紙(アスファルトルーフィング)を敷き、桟木を打って行きます。
この桟木の上にオンデュリンクラシックシートを固定する釘を打つことになります。
雨仕舞の観点からしたら邪魔でしかないドーマー部分もしっかり防水紙で被覆します。
終わったら今度はひたすらオンデュリンクラシックシートを敷き並べて固定していきます。
屋根の棟部分は、オンデュリン棟カバーを被せます。
そして完成!
これで、雨漏り修理 自体は完成ですが、ついでに
玄関前の手摺りが腐ってしまってボロボロ
という事でそちらの工事に移ります。