ウッドデッキが雨風で傷んできたのでどうすれば良いのか?
そして今後の腐食防止はどうしたら良いのか?
というご相談を頂きまして、先ずは現状の確認です。

一見すると普通なのですが近くで見ると・・・

ほう・・・

これは・・・

なかなか・・・

確かにけっこう傷みがキテます・・・

ここまで来てしまうと全部壊して造り直すのも手ですが、補強を入れてデッキ板を交換するという選択肢もできる状態です。
そこでご相談いただいた方に
①全部造り直す
②デッキ板を交換して補強を入れる
という方法があります。
最低でも②は必要かと思います
と提案すると②のデッキ板を交換して補強を入れるに決定。
そこで工事をさせて頂きました。
まずはデッキの板と、手すりの笠木を撤去します。


するとかなり痛みの激しい部分を発見!↓


ここはこのままでは非常によくない部分なので、ここは後で補強を入れます。
一通り撤去が終わったので、部材を購入し、あらかじめ塗装をします。


この作業をひたすら繰り返し、全部の部材を塗装します。
これは板の裏側は、あらかじめ塗装した方が塗り残しがない様にするためです。
今回は既存のデッキの寿命を考えて、防腐剤注入材ではなく、普通の2×4の部材を使用します。
理由は、防腐剤注入材をしようすると長持ちするけれど、普通の2バイ材だと、既存のデッキの寿命と同じくらいになるだろうな、という読みからです。

補強部分をお金をかけて防腐剤注入材にして、既存のデッキのほかの部分がダメになった時に、補強した部分だけがしっかり残っていても仕方ないですし、
防腐剤注入材の方が価格も高いので、必要ない部分は抑えた方が工事価格をお安くできます。
塗装の作業をしてから今度は補強の作業に入ります。
一番イタミが来ていた部分を補強し、


デッキ板をバンバンと設置していきます。


デッキ板が貼り終わったら手すりの笠木も取り付けなおします。


デッキ板と笠木が終わったら、今度は入念に補強作業に入ります。
傷んだデッキで何が怖いかというとほぞ差しのほぞの部分が腐り、落ちてしまうのが一番怖いです。

こんな部分もありましたし↓

そこでホゾがダメになっていたとしても、桁や大引きが落ちない様に念入りに補強していきます。

アップで撮り忘れちゃいましたがこの部分も↓

↓こんな風に補強の柱を削り落ちない様にしてから設置しています。

全部の木工事が終わったら再び塗装工事です。
今回は、あらかじめした塗装で色を間違えていてたので、普段よりさらに念入りに塗ります。
塗装の色を間違えたせいで、塗装を3回はしたので、お客様からしたら念入り塗装で本当にお得です!
※ウチは手間と塗料が余計に掛かっちゃいましたけど・・・。
そして完了後の様子がこちら↓




メンテナンス次第ではありますが、これで5年~(運が良ければ)10年くらいは大丈夫かと。
この規模でウッドデッキを全部作り直したら、相場で150万円くらいは掛かります。
今は防腐剤注入材で施工することが多いですが、それでもメンテナンスすることを前提としても、野ざらしの状態でのデッキの寿命は20~30年程度。
今回は補修&補強で40万円程度なので、そう考えると費用対効果としては満更でもないのでは?と思いました。
お客様には
とてもキレに仕上がってうれしく思います。
とご感想を頂けてこちらも嬉しいです!
ではまた~♪
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