ウッデデッキを長持ちさせるには

ウッドデッキに屋根を

掛ける相談を受け、色々

お話しさせて頂く事があります。

ポリカーボネードの平板の場合(施工例)

ポリカーボネートの波板の場合(施工例)

最初に別荘を造る際に

ウッドデッキを造るのであれば

ウッドデッキには屋根が必須

です。

当方では別荘のメンテナンスを

手掛けさせて頂いているので

頻繁にウッドデッキの

御相談をいただきます。

そもそも木で作っておいて

屋根も付けなければ

雨に濡れっぱなしですから

腐って当然です。

早い場合は5年もすれば

ダメになってきます。↓

造った時は快適だった

かもしれませんが

その後は10年に一度くらいは

大部分の修復、または

造り直す必要があります。

今は

アマゾンジャラなどの

ハードウッド”という

極めて腐りにくい

材木もあります。

そういった部材で

施工した場合は

比較的長持ち

させることができます。

しかし材木の値段も高く、

通常の3倍以上の材料費が

掛かります。

ウッドデッキに

屋根を掛けた方が

デッキ板がほどんど

濡れないので

長持ちするのに加えて、

雨の日でもウッドデッキで

椅子に座って雨音を楽しむな

どという事もできます。

屋根を付けた方が

長い目で見ると、

・雨の時でもウッドデッキを使用できる。

・ウッドデッキ自体がイタミ難いので腐らず長持ちする。

・雨ざらしの時より圧倒的に塗装の回数を減らせるので経済的。

・家の壁にも雨が当たりにくくなるので、出入りする開口部などの雨仕舞がイタまない。

などなどの利点があります。

ウッドデッキを

雨ざらしで造っても

数年に一度は塗装し

直す必要があり

十数年後には

ウッドデッキ自体を

撤去して造り直す

など数度にわたって工事

(お金)が必要になります。

撤去して造り直せば

腐った木材の

処分費も掛かれば

場合により足場代も

必要になります。

そう考えると、

経済的の面でもお得ですし

雨の日でも利用できる

など考えると

使い勝手の面でも良いのです。

今回ご紹介するのは、

ちょっとだけ難しい

差し掛け屋根のケースです。

既存の屋根の関係で、

屋根が途中で折れた形

にする必要があるので、

難易度が高い屋根工事になります。

※こんな感じの

一方方向への傾斜なら

簡単なんですけどね。↓

画像を引用させて

頂いたような事例の

一方向への”面”

の差し掛け屋根なら

簡単なのですが、

今回は屋根が

途中で折れる構造なので

規矩術

という大工の専門知識が必要です。

幸い私が大工の学校で

学んだ際に教えてくれた先生が

そういった知識を

しっかり叩きこまれた

昔ながらの職人の方で、

また昔ながらの大工の叔父が

いろいろ教えてくれるので

技術を習得できました。↓

※私はどこでしょう?↑

多分あなたは、

大工さんならそんな大事な技術は

みんな習得していて当然でしょ!?

と思われるのではないでしょうか?

残念ながら現状は

そうでもないのです。

今は、製材屋さんに

プレカット

という技術があるので、

普通の住宅を建てるのに

規矩術という技術は

必要では無くなって

しまったのです。

大工さんは現場で自分で

規矩術を考える機会自体が

なくなってしまったので、

その結果、今の大工作業に

従事している方は

そんなことできません。

という訳で、

私は”運が良かった”

という事になります。

ともあれそんな技術も

駆使しながら完成です!

お施主様から、

いずれ屋根に上がって

屋根に落ちた松葉を掃除したり

デッキブラシで屋根の汚れを

掃除できるようにして欲しい

というご希望もあり

開口部も設置しました。

諏訪地域は比較的に降水量が少なく

雨も雪も少ない地域ですが、

やはり数年に一度は

大雪が降る時があります。

ですから材の強度も

ある程度必要です。

今回は、当然

そういった場合にも

耐えられるように

充分な強度を保てるように

しっかりしたものを提案し

造らせて頂きました。

ではまた~♪

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