屋根の雨仕舞(アスファルトシングル)の考察!

さて、メーカーの説明では

波トタンの寿命は一応

5年程度となっています。

ですが、海の近くで一年中

潮風に吹かれる訳でも無く

また東京や大阪などの

湿気が多い所とは違い、

八ヶ岳周りは湿気の少ない高原です。

波トタンでも5年程度で

ダメになったものはあまり

見たことがありません。

使用している実感としては、

10年くらいは普通に持ちますし

塗装をすれば更に長持ちします。

多分10年は大丈夫と

思いますが最初から

20年~50年もって欲しい

とお考えの様でしたら、

一文字葺き、瓦棒引きなどの

板金施工か瓦屋根、または

オンデュリンクラシックシート

が良いと思います。

※アスファルトシングルはそこまで保ちません。

せっかくですので

アスファルトシングル について

知ってる知識をご紹介します。

今を去ること十数年前。

私が大工の学校に

行っている時に

メーカーの見本市に

招待されて

行ってきました。

その時にアスファルトシングルも

あったのですが

メーカーの方に

これは耐用年数は何年くらいですか?

と質問してみたことがあります。

その時のメーカーの方の説明では

15年程度です

とのことでした。

その後、続けて

15年程度してダメに

なってきたら

上からまた重ね貼りすれば良いです

と教えてくれました。

ですからアスファルトシングルを

葺かれている方は、

15年したら重ね貼り

することを念頭に

置いて施工するのでしたら

素人でも施工しやすい良い

材料ということになります。

しかし、

ハウスメーカーなどで

葺いてもらい20年~

長持ちするとお考えの方

には不向きだと言えます。

※ちなみに、

コロニアルの耐用年数は

大体20年程度です。

一長一短なので意見は

その方のご希望や

ニーズに依りますが

私はお客様に

お勧めしません。

というところで今回はここまで!

コロニアルの雨漏りの例は

またご紹介します。

ではまた~♪

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塗装は何年に一度? ペンキ塗替えの時期の考察

よくご質問を頂くのですが

塗装は何年に一度すれば良いの?

という疑問があります。

私が別荘の管理事務所に

勤務していた時に先輩から

こう答えなさいよ

と教えられた答えは

屋根は10年に一度、

壁は5年に一度が目安です

というものでした。

一般的に塗料には

・フッ素樹脂塗料

・ラジカル制御形塗料

・シリコン樹脂塗料

・ウレタン樹脂塗料

・アクリル樹脂塗料

・無機塗料(セラミック塗料)

・ピュアアクリル塗料

・光触媒塗料

・ナノテク塗料

等の種類があります。

その耐久性を簡単にまとめてみると↓

↑このような感じになります。

塗料の耐用年数については

・施工する箇所は?

・雨がどのくらい当たるのか?

・雨水がどれ位流れる個所か?

・雨が少ない箇所で使うのか?

・海の近くや大気汚染のある地方で使用するのか?

など諸条件に変わってきますので

一概に表現できません。

一応の目安として

・フッ素樹脂塗料   15~20年

・ラジカル制御形塗料 13~15年

・シリコン樹脂塗料     10~15年

・ウレタン樹脂塗料    7~10年

・アクリル樹脂塗料  5~ 8年

・無機塗料など各メーカーによる

バラつきが大きすぎるので

何とも言えない、という

感じかなと思います。

一つ言えるのは、

30年もつ塗料は

今のところ無い

という事です。

当方では通常、屋根や外壁が

トタン等金属の場合は

塗料にシリコン塗料を

外壁が気の場合は

油性キシラデコール

(または同等品)

を使用させて頂いております。

外国製の塗料も

良いのですが

※※

数年に一度の塗替えに

毎回その塗料だと

仕入れる手間も価格も

掛かってしまうので、

日本製のお勧めの塗料で望ましい

と考えています。

塗料メーカーさんのお話だと

キシロデコール等の

油性の塗料は

何も考えずに上から

何度も塗り替えれば良い

というものでも無いそうです。

実際に実験として、

年月も経たずに、また

色も落ちていないうちに

何度も塗り重ねてみた処

内部の湿気が逃げずに芯の方が腐って

きたのだそうです。

木の塗装をする場合には、

前もって下地のケレン処理で

幾らかでも木の表面を出し、

木が呼吸できるようにするのが

大事なのだそうです。

ですので、木材の壁の場合は

5年程度すると塗料もある程度、

雨で洗われススけてくるので

やはり5年に一度くらいが

塗装の塗り替えに良い期間かと思います。

サイディングの壁の場合は

サイディング自体は

20年~30年ともちます。

ですがサイディング施工の際の

シーリング材は長くても

5年~10年程度が寿命ですので

打ち直しが必要になります。

ある程度の期間になると、

シーリング自体にヒビや

剥がれて見えて来て、

雨の侵入する原因

になりやすいです。

そうすると幾ら

その上に上塗りをしても

効かなくなってしまいます。

やはりシリコン材による

コーキングやチンキングを

確認する意味でも5年に一度は

塗替えする方が良いと思われます。

八ヶ岳周辺ですと

シリコン塗料で

塗り替えを勧める業者さん

が多いと思います。

いずれにせよ壁も5年~10年に

一度程度塗替えすのであれば

足場を組む手間は一緒なので

屋根の塗料だけ20年保って

壁だけ塗る為に足場を掛ける

ということが費用対効果で

非効率的なのでしょうね。

そもそも絶対に必要になってくる

後々のメンテナンスの為に

足場が必要のない形の建物に

してくれれば良いのですけれど

そう考えてくれる建築屋さんは

少ないようです。

↑この辺りはまた説明します。

ではまた~♪

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